ファーストピアスにフープピアスを選ぶべきでない理由

ピアス

ピアスを初めて開けるとき、どのピアスを選ぶべきか迷ったことはありませんか?特にファーストピアスは、ピアスホールが安定するまでの間、皮膚に負担をかけないものを選ぶことが重要です。しかし、早くおしゃれを楽しみたいという理由でフープピアスなどの負担が大きいピアスを選ぶと、思わぬトラブルを招く可能性があります。この記事では、ファーストピアスにフープピアスを選ぶべきでない理由について詳しく解説します。

ファーストピアスとしてフープピアスは適さない理由

フープピアスの構造上の問題

フープピアスは、輪状のデザインで耳たぶにぶら下がるため動くたびに揺れます。揺れることで皮膚も引っ張られ、ピアスホールも曲がりやすくなります。このような状態が続くと、ピアスホールの形が歪んで完成してしまう可能性が高まります。

ホールが安定するまでのリスク

ホールを開けたばかりの皮膚は非常にデリケートです。ホールが安定するまでの間、ピアスをくるくると動かしたり、爪でひっかいたりすると、皮膚がさらに傷つき、治りが遅くなります。また、ピアスホールが完全に形成される前にフープピアスを装着すると、ホールが安定しないままに引っ張られたり、圧迫されたりするため、炎症や感染のリスクが高まります。

皮膚への負担と感染リスク

皮膚が安定するまでの間、ピアスをつけっぱなしにするため、衛生面に気を付けなければなりません。ピアスホールは傷口と同じ状態です。フープピアスは動きやすいので汚れが溜まりやすく、感染のリスクが高まります。感染が進行すると赤みや腫れ、痛みが生じ、最悪の場合はピアスホールが閉じてしまうこともあります。

ファーストピアスに適したピアス

素材で選ぶ

ファーストピアスはトラブルを防ぐために、純チタンや医療用ステンレスのピアスを選びましょう。これらの素材はアレルギー反応を起こしにくく、皮膚に優しい金属です。純チタンは軽量で耐久性もあり、長期間使用しても変色しにくいのが特徴です。医療用ステンレスは、チタンよりも安価ですが、少し重いため、ピアスホールが安定するまでの期間に適しています。

スタッドピアス

ファーストピアスには、ポストが直線的なスタッドピアスがおすすめです。スタッドピアスは耳に固定されるタイプで揺れる心配がなく、ピアスホールを真っすぐ作るために最適なピアスです。ピアスホールが安定するまでの間、スタッドピアスを装着することで、ホールの形が均一に形成されやすくなります。

スタッドピアスを選ぶ際は、できるだけ小さめのものを選びましょう。大きなスタッドピアスはホールに負担をかける可能性があります。小さなスタッドピアスは軽量なので、皮膚への負担が少なくなります。さらに小さなデザインのスタッドピアスは、見た目も控えめで、どんな服装にも合わせやすいです。

ファーストピアスの注意点

ピアスが安定するまでは触りすぎない

ファーストピアスが安定するまでには個人差がありますが、少なくとも1か月以上は見ておく必要があります。この期間中は特にトラブルが起きやすいため、衛生面に注意しましょう。ピアスホールが完全に安定するまでは、ピアスを頻繁に触ったり、回したりすることは避けましょう。

清潔に保つこと

ピアスホールの清潔を保つためには、石鹸や消毒液ではなく、シャワーなどの水圧のみで優しく洗い流すと良いでしょう。この時、シャンプーやリンスがピアスホールに残らないように注意します。洗浄後は、清潔なタオルで水分を残さないように優しく拭き取ります。外出から帰ってきたときは、すぐにピアスを触らないようにし、手洗いをしっかりと行いましょう。

トラブルを防ぐためのポイント

以下のポイントに注意して、トラブルを防ぎましょう。

・ファーストピアスを動かしすぎない

・抜き差しはできる限り避ける

・早く外さないようにする

・化膿や出血した場合は自己判断せず、専門医に相談する

ファーストピアスを動かしすぎると、ピアスホールが安定せずに完成までに時間がかかることがあります。また、ホールが安定しないまま抜き差しを繰り返すと、穴が塞がる可能性もあります。早く外してしまうと、ピアスホールが安定せず、痛みや化膿の原因になります。また化膿や出血が見られた場合は、自己判断で処置せず、専門医に相談することが重要です。

まとめ

早くおしゃれを楽しみたい気持ちは理解できますが、ピアスホールを開けた直後にフープピアスをつけると、様々なトラブルの原因になります。適切なファーストピアスを選び、段階を踏んで進めていきましょう。ファーストピアスはフープピアスではなく、スタッドピアスを選び、清潔に保ちホールが安定するまでのケアを怠らないようにすることが大切です。

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